第2期分譲建築レポート(E・F号棟)  全6棟の当プロジェクトも第1期のA・B・C・D計4棟が完成し、とうとう「E号棟」・「F号棟」の第2期分譲がスタートいたしました。 今回は基礎工事の初期段階である「根切り」と呼ばれる工程をレポートさせていただきたいと思います。 これは基礎工事の最初に、重機を使って建物の重量がかかる部分へコンクリートを流し込む「溝」を作る工事。 この溝の下には、事前に地盤の強さ(地耐力)を調査した上で、将来建物が傾いたりしないよう地中にコンクリートの「柱」を施工(柱状改良)してあります。  上記右側の丸い部分がコンクリート柱の頭になります。 なお地盤強度の検査結果や改良工法などの資料は店内にございます。 ご興味のある方はご来店の際お声をおかけください。
 1週間の時間を空けて、基礎工事がスタートいたしました。 工事工程は、 1.基礎を作りやすいよう地面を整形 2.地面からの湿気が建物まであがってこないよう、専用の『防湿シート』と呼ばれるビニールで地面を覆う 3.基礎の配置を出しやすいよう、『捨てコン』と呼ばれるコンクリートを流し込む  4.コンクリートを流し込めるよう、地面に対して水平方向の「耐圧コンクリート」用型枠を作成 5.十分な強度を持たせるため、鉄筋を配筋 6.コンクリート打設 7.十分な乾燥 8.地面に対して垂直方向の基礎型枠を作成 9.コンクリート打設 10.十分な乾燥 11.完成 となります。 今回は作業途中で大変恐縮ですが、その碁盤の目のようにに設置される鉄筋の、横方向のみ施工された姿をご覧ください。  弊社が建てる全ての物件はベタ基礎になりますので、当然水平方向の『耐圧コンクリート』部分にまで配筋がなされています。
 型枠のお話 撮影の関係上、前回から少し工事が進んでしまいました。 以前の配筋を終え、耐圧コンクリートの流し込みが終了すると、今度は地面から垂直方向の基礎を打設していきます。 この場合、作業の工程上耐圧コンクリートの工事が終了した後、新たに型枠を設置しなければなりません。 基礎から上にはみ出している鉄筋は、基礎を土台やホールダウン金物と固定するためのものです。 そして出来上がった基礎は、下の写真のように完成します。  どうです?きれいにできてると思いませんか?  その後、丁寧に2度に分かれた工程によるコンクリートの継ぎ目を消していきます。 最後に平らになった表面へ、さらにモルタルを塗ってお化粧をすると下の写真(B号棟)のような完成品となるんです。  ここまでにかかる作業日程は、天候による乾燥時間にも左右されますが、約2週間。 普段何気なく見ている家の基礎って、意外にもこんな時間と労力をかけた作業を行っているんです。
 さて、工事は一気に基礎から土台、2×4パネルの組み上げ、屋根へと大きく進展しました。 今回はその工程の一番下からご報告いたします。 上の写真2枚は、基礎と土台(家を支える一番基礎に近い木材)の間にある、「基礎パッキン」の写真です。 昔は、基礎に「コ」の字形の切り込みを作って、床下の換気を行っておりました。 現在では、大半の木造建築にこの基礎パッキンが使用されています。 メリットとしては、土台からの均一な加重や切かきがないことでの強度の確保、全方位からの通風による床下の乾燥効率アップなど、優れた効果が得られます。  上の写真で、木材下部に塗られている薬品は、防蟻材(シロアリよけ)になります。  これはE号棟の駐車場の天井部分になります。 中央に張り始めているスポンジのような材料は、外からの暑さや寒さから床を守ってくれる断熱材。 もちろんこれは非常に燃えにくい材質のものを使用しています。  この板は、「構造用合板」と言って、写真を向かって縦横方向からの歪みに強い外壁用ボードです。 ツーバイフォー工法では、従来の工法のように柱や梁(はり)で建物に強さを持たせるのではなく、このボードとツーバイフォー材と呼ばれる角材を使って、四角いパネルを壁に使用することで、歪みの少ない頑丈な建物を作り上げていくのです。  外観は現在このようになっています。 万一に備え、部材の落下などの被害を防ぐために、建築中の建物全ての外周に写真のようなシートをしっかり張り巡らせているのです。
 今回からしばらくは、内部の工事に関してのご報告となります。 建物の枠組みが出来上がってしまうと、比較的に細かい工事に移るので、目に見える進展が少しペースダウンしてきます。 上の写真は、ベランダの防水加工について。 ツーバイフォーの建物は「木」でできているため、そのままでは(雨)水にとても敏感です。 屋根や外壁、ベランダなどは直接雨のあたる部分になるため、それぞれに合う防水加工がなされることになるんです。 ベランダにはFRP防水を言う、「塗り」の加工を行います。ちなみに写真左側は、窓枠が設置される前の窓部分。  上の写真は、屋根の構造。後でこちらにも断熱材を使用して、夏の日光による熱を防ぐ処理を行います。  こちらは、完成すると壁の中に入ってしまうため皆さんが普段見ることの無い、電気をスイッチを取り付けるためのボックスです。 ここへ壁内部を伝って配線された電線を差込み、スイッチを接続します。
外壁のお話 普段何気なく見ている木造住宅の外壁。 実はいろいろな工夫が凝らされていることをご存じでしょうか。 今回はこの物件でそのお話をさせていただきたいと思います。 下の写真をご覧ください。  先日の構造用合板の上に紙のような物が貼ってあります。 これは透湿防水シートと言って、空気は通すけど水は通さないという、とても科学的な紙。 雨水による壁体へのダメージを極力抑える、重要な部材になります。 その上に通気用の隙間を開けて、サイディングボードと呼ばれる皆様が一番目にすることができる一番外側の外壁材を貼っていくわけです。 さて、これまで順を追って各部品の説明をしてきましたが、全体的な壁の構造とはどのようになっているのでしょうか。 下に在来工法の図ではありますが、断面図をご用意いたしました。 使っている部材自体は、かなり2×4と近いので、ご参考になるかと思います。  上の図は、向って上が「建物内側」、下が「建物外側」になります。 主な用途としては・・・ 1.この中で「石膏ボード」は主に室内で発生した火災を木の部分に延焼させない 2.「断熱材」は外気の暑さ・寒さを室内に伝えないため 3.「構造用合板」は建物に強さを持たせるため 4.「透湿防水シート」は雨水を木製の柱や合板に通さないため 5.「胴縁」は壁とサイディングの間に隙間を開けて乾燥状態を維持するため 6.「サイディングボード」は火災からの保護、景観の維持 に役立っているんです。 木造住宅の外壁って、結構複雑な構造をしてますよね。
そろそろこちらの物件も完成に近づいてきました。 外壁工事が終了し、足場も撤去したのでどうやらやっとお客様に具体的な姿をお見せできるようになりました。  撮影時はあいにくの雨ふりであまりいい写真とはいえませんが、建物はきれいに仕上がってます。 さすがスターツホームさんですね。 E号棟は先行して工事が進んでいるので、そちらの写真をご覧ください。  まずは玄関。 広々として、ドアを開けた瞬間に安心感を感じます。  キッチンもスペースを広く取ってあるので、お料理の際に不便を感じることが無いよう作られています。  リビング側から見たら、あら結構おしゃれ。  3階のお部屋は法律上「斜線の制限」を受けてますが、勾配天井にすることで開放感を設けています。 でも写真だけでは分かりにくいですよね。 ご興味がある方は、ぜひ現地をご覧ください。 日時をご指定いただければ、鍵をご用意してお待ちしております。 最後になりますが、第2期分譲も建物が完成し、残すは建物仕上がりの検査と『外構工事』となりました。 今回こちらのレポートをもって本物件のご報告を終了したいと思います。 まず仕上がりに関して、スターツホームさんから私どもに建築終了後の引渡しを受ける前に、スターツホームさんの監督による厳しいチェックが入ります。 当然お家の建築には、完成までにたくさんの職人さんが、材料を持って物件内を出入りします。画一的な工業製品とは違う『建築』において、製造工程の段階から、傷が全く付かないように作業をすることは、困難を極めると言えます。 実際に私が見てきた木造住宅建築において、どんなに優れた施工会社でも、ひとつも傷が無い状態で完成した物件はありません。ただしお客様へに、より完全なものをご提供できるよう、建築業者の検査、私どもの担当者による検査、そしてお客様による引渡し前の検査を経て、安心してお住みいただける商品をご提供しております。 今回はその建築業者であるスターツホームさんの検査の一部をご紹介いたします。  こちらは外壁に付いた汚れや塗装のはがれ・傷などをくまなく見て回り、該当箇所にはテープを貼った後に職人さんによる手直しを要請します。 この検査は、普段の使用上では発見できないレベルまで相当厳しく行っていただけるため、私たちも安心して仕事を任せることができるのです。もちろんこれはお客様にとっても同じことですよね。 外構工事(建物以外の駐車場などの工事)は、写真のようになりました。  土が見えていた敷地部分には、コンクリート土間が打たれ、とうとう第2期分譲も完成となります。 最後に、今までどのくらいの方に見ていただいたか私に知る術はございませんが、ここまで長く稚拙な文章にお付き合い下さいましたことを心より感謝いたします。 これにて本物件のレポートを終了させていただきたいと思います。 ありがとうございました。 投稿:株式会社ホワイトハウス 針木 |